※ツイッターに投稿した140字スケッチのまとめです。
※バリケードさんが抱き枕だったりカイロだったり。


実写6題(Various/Barricade)



【Blackout/Barricade】
「おい。なんのつもりだ」「スコルポノックを放出した。敵の追跡で一晩帰らん」「それとこれと、いったいどういう関係がある」「この星は寒くてかなわん」「は?」「お前の大きさが、ちょうど良い」「俺は、お前のペットじゃねーぞ」「一晩くらい我慢しろ」「……高くつくぜ。覚悟しとけよ」「まけろ」





【Starscream/Barricade】
「お前、来い」ディセプティコンにはデカイ奴が多すぎる。しかも奴ら、意外に小さい物好きときた。おねんねにおしゃぶりが必要な軍団って、なんだよ一体。自称ニューリーダーの腕に掴まれて、バリケードは遠い目をした。「今夜は俺の番だ」「へぃへぃ」だんだん抱き枕役に慣れてきた自分が哀れすぎる。





【Soundwave & Barricade】
「俺は、お前ほど可愛ラシクないからな」バイザーで覆われたフェイスがこちらを向いた。コイツ、笑ってやがる。俺と同じくらい小さいこの情報参謀を、ペット扱いする勇気のある奴は、さすがにいないらしい。バカなことを訊いた。「馬鹿どもの福利厚生だ。せいぜい自分の利用価値が上がったことを喜べ」





【Blackout/Barricade】
寒い。寒い寒い寒い。寒くてしかたがない。お前のせいだぞバカ野郎。クソヘリこの野郎。お前のせいで、お前が俺を抱き枕なんかにしたせいで、俺まで寒いのが苦手になっちまった。チクショウさっさと死にやがって。胸の中で散々罵っていたら、暗闇の中から声がした。「お前は捕虜だ。ディセプティコン」





【Autbots & Barricade】
目覚めたらボッツ基地だった。「君には自由がある」プライムが俺に言った。ヒトに制御手錠をつけといて言う台詞かよ。胸糞悪ィ。「この基地内では、できる限りの便宜を図ろう。監視付きで申し訳ないが」プライムが顔を向けた先で、妙な耳の生えた銀色のオートボットが、スカしたポーズをとりやがった。





【Jazz/Barricade】
部屋までついてきた銀色野郎に「寒い」と言ってやったら、ヤツは肩を竦めて「慣れてない野良猫に手を出すほど、命知らずじゃないんでね」と答えやがった。猫耳はお前だろうが。制御装置で重い身体で、体当たりして押し倒してやる。そのまま胸元に丸まってやったら、大いに動揺しやがった。いい気味だ。








 << >>







SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送